「ただいま」と帰れば
いつもあたたかく迎えてくれた家族
結婚はとても幸せなことだけど
いままでずっと一緒にいた
大好きな家族と離れてしまうような
さみしい気持ちがあった彼女
でも、「ただいま」を言える場所が増えたら、
今まで以上にあたたかく幸せな毎日になるはず
そう考えたふたりにとって結婚とは
“ふたつの家族がつながること”
生まれ育ったそれぞれの家庭に
ふたりがつくる新しい家庭がさらに繋がって
ひとつの大きな家族になる
この “幸せの定義”をもとにおふたりと結婚式を考えました
両家につながりの深い地元の神社での挙式
結婚を機に両家のこれまでの歴史を紡いでいきたいという
おふたりの想いがゲストにしっかりと伝わる場所を選びました
披露宴はお蕎麦屋さん
お蕎麦屋さんでの披露宴なんて、ちょっと珍しいですよね
ふたつの家族がつながるには
派手な演出よりも
ゲストがゆっくりと過ごせる空間づくりを優先することを
ご提案しました
フレンチのフルコースとワインではなく、
地元の生蕎麦と地酒を味わい、
定番のウェディングソングではなく、信濃の民謡である木曽節に耳を傾け、
そして、新郎自ら司会進行をして
ゲストには肩の力を抜いてゆっくりと楽しんで頂きます
ゲストと一緒に過ごす時間をたくさんとりたいというご要望に
本気でお応えするには
披露宴の内容を根本から考え直します
思い切ってお色直しをしないことをご提案するかもしれません
私たちは、おふたりが大切にしたいことを
結婚式という場できちんと実現できるよう、そのお手伝いをします
もちろん、押し付けではなく、おふたりの希望を叶えるかたちで
おふたりらしさの表現は
場所やコンテンツだけに限りません
HAKUがつくるウェディングでは、細かなアイテムもオリジナル
「家族がつながる」というコンセプトに沿って
おふたりのファーストネームではなく、名字を組み合わせてデザインした、
世界にひとつだけの家紋をおつくりしました
ゲストにお配りしたメニューやうちわ、新郎の袴、おふたりが持つ扇子、引き出物の熨斗、
両家の歴史をまとめたフォトフレームなど、
さまざまなアイテムに家紋をあしらいました
招待状から当日の空間装飾やペーパーアイテムまで、
ひとつのストーリーとしてつながるデザインが、
オリジナルな世界観を生み出し、コンセプトをより明確に伝えます
大切なのは、おふたりと決めたコンセプトが正しくゲストに伝わること
それをとことん追求したおふたりと、おふたりを見守ったご家族を
とても幸せであたたかな空気が包みました
どうやら、幸せの神様も、細部に宿るようですね
Designer + Producer: Hiroshi Ohaba
Photographer: kuppograph
Cinematographer: Tatsuya Shimotori
Location: Shrine
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