Clock Hands - 結婚式の事例 -

当日来てくださるゲストの皆様と過ごしてきた時間を振り返り、
感謝の気持ちを伝えたいという想いが人一倍強いおふたり
 
過去から現在、そして未来へと繋がる、
おふたりと皆様との「大切な時間」をテーマに結婚式をつくりました
 
その世界観のはじまりを告げるのは、やっぱりオリジナルな招待状
 
時計のかたちをした、まるい招待状の文字盤には、
ゲストとの思い出深いエピソードをイラストにして
「これまでの時間」を表現しました
 
ちょっと変わった時計の針 (“Clock Hands”)は、おふたりのシルエットです

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(Photographed by HAKU)
 
結婚式当日に向け、この時計が、おふたりとゲストの時を刻みます
 
当日は、招待状の時計のイラストが
挙式会場の装飾となって現れます
 
12時の位置には、今日の会場のロゴマーク
「今日この日を迎えられるのはゲストのみなさまのおかげ」
そんな想いが込められています
 
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時計の針になったおふたりのシルエットは、席次表やケーキトッパーなど
細かいところにも散りばめられ、パーティーを彩ります
 
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披露宴会場の装飾コンセプトは、時計の中
 
「新郎新婦がこれからも前に進んでいけるのは
ゲストのみなさんが時計の針を進めてくれるから」
そんな意味を込めて、
 
おふたりが座るメインスペースに大きな歯車をデザインしました
歯車には、ゲスト全員のお名前を刻みます
 
お名前を見つけて嬉しそうに写真を撮るゲストもたくさんいらっしゃいました
 
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「これまでの時間」を表現した招待状と挙式会場でしたが
披露宴会場で感じていただきたかったのは「いま、この瞬間」
 
パーティーが進むにつれて変化する装飾を用いて
普段あまり意識することのない時間を可視化し
ゲストと「いま」を共有しようと考えました
 
そこでゲストのテーブルに用意したのは1,000本のポピー
パーティー中につぼみから花が開くように
当日まで丁寧に咲き加減を調整しました
 
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パーティー中の演出も、もちろん「時間」をテーマに
 
新郎新婦にまつわるヒントで謎を解く、
宝探しゲームをゲスト全員で楽しみます
 
会場の中からヒントを探し出す過程で、
自然と新郎新婦が過ごしてきた時間に触れられる仕掛けです
 
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そして、クライマックスには
なんと本物の動く時計をつくってしまうイベントも
 
ゲストのみなさんがサインをした歯車を文字盤に飾り付け、
新郎新婦の共同作業「電池入電!」
 
そして新郎新婦の姿をした長針と短針は、
これまでとは異なる、ふたりでひとつの時間を刻み始めるのでした
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「ゲストとの時間を大切にしたい」
結婚式ではよく聞くこの言葉も、
当日の数時間ではなく、これまでの人生を通した全ての「時間」をテーマにすることで、
もっともっと深いところでゲストとの時間を共有し、
これからの未来へ、改めて絆を深める素敵な結婚式となりました
 


Designer: Hiroshi Ohaba + Junko Maruyama
Producer: Maho Sakamoto
Photographer: Syuhei Inoue / kuppography
Flower artist: Koichi Wada
Location: Studio