時の栞 - 結婚式の事例 -

留まることを知らない時間の中で
大切なひととの思い出を
どれだけ心に刻めているだろう

人生の晴れの日も雨の日も
ここにいる大切なみんながそばにいた
当たり前にあった家族との団欒の時間や
たわいもないことでふざけあった友人との日々
人は「思い出は思い出したらキリがない」ってよく言うけれど
あまりにも尊い – その時 – は
その言葉の通りにキリがないくらい
積み重ねていった日常と日常のその先にあった

時間は戻すことも進めることもできないけれど
過去を糧に進むことが
今を生きることに繋がる
今を大切に生きることが
未来への架け橋となる

時の栞
大切な瞬間を丁寧に紡ぐように
時の栞
ふたりの未来を照らす道しるべとなるように

 

 

結婚式の開催場所に選んだ場所は北海道
『家族がいつか旅行に行きたいといっていた夢を叶えてあげたい』
そこからふたりの結婚式創りはスタートしました

家族での北海道旅行の最後に待っているのが結婚式
旅する結婚式のはじまりです

 

時間もゆったり進んでいくような感覚になれる大自然の非日常的な空間

続々と北海道に到着したゲストが受付に集まってきます

思い出を振り返りながら挙式を待っていると森の中に案内され
生ピアノ演奏の中挙式がスタートしました

ゲストも味わったことのない結婚式に気持ちが高まります

敷地内の三角屋根の素敵な邸宅がパーティー会場

北海道ならではの食材を使ったこの日だけのオリジナルフルコース

お食事をゆったりと楽しんでいただきながらも
おふたりの生きてきた時間に栞を挟むように
ゲストからエピソードを引き出していきます

今でこそ言えるこんな話!
学生時代の印象や家族しか知らない面白エピソードに笑い声が響きます

大切な兄弟とのアットホームな中座のお時間

お色直しは華やかに

これからもこの1日を覚えて置けるように、ここに戻ってこれるように
共同作業はゲスト皆さんのお力を借りて植樹

仕上げはおふたりからの水やり

私たち夫婦と同じ時間をかけてすくすくと育つように願いを込めて

フルコースだけではなくガーデンでのおつまみタイムも楽しんで

ピアニストがゲストのリクエストに合わせて思い出の曲を即興で生演奏

踊ったり肩を組んだり 大合唱のスタートです

たくさん笑って楽しんだパーティーも結びの時間

ここからは想いをしっかりと届けていきます

ゲスト一人一人の目を見て触れて感謝を伝えながら退場

忙しい毎日にお別れをして
旅をしながら自分の人生に、大切の人生に寄り添いきった1週間

北海道に集まった大切な一人一人の顔を見ながら
あの頃に戻ったように過ごしたかけがえのない1日は
また1ページ 人生で栞を挟んでおくべき1日となりました

時の栞はいつだってふたりの心の中で支えてくれる
時の栞はいつだってふたりの道標を照らしてくれる

そう心に刻むことができた結婚式となりました

 


Producer : Nanako Shibata
Designer : Hiromu Ishikawa
Photographer : Ayato Ozawa
Location:garden & mansion